水処理・排水処理

オータツの仮設水処理プラントレンタル

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工場で発生する排水の急激な増加や、
既設水処理設備のトラブル、
様々な現場で発生する大量の汚泥の減容化には、
仮設水処理が有効です。
オータツでは必要な期間だけ利用できる
仮設水処理プラントをレンタルしています。

SOLUTION

仮設水処理プラントレンタルで
課題を解決

現場の課題 01

既設水処理設備のトラブル

既設機の故障により緊急で
水処理設備の代替えが必要になった

現場の課題 02

急激な排水量・汚泥量の増加、
排水基準値超過

予期しない処理量の増加、或いは
排水基準値超えにより急遽補完的に
水処理を行う必要がある

現場の課題 03

沈殿槽等に蓄積した汚泥除去

長年蓄積した汚泥量が限界に
達しつつあり早急に除去が必要だ

PLANT RENTAL

オータツの仮設水処理
プラントレンタル

油や重金属を含んだ排水処理や、水害などで発生する
汚泥処理、沈殿槽やタンク内に蓄積した汚泥除去など、
ニーズに応じた仮設水処理プラントを立案し、迅速に現場に設置、
運用いたします。お気軽にお問い合わせください。

仮設水処理プラント例
(現場により最適な構成をご提案します)
事例1:大量の堆積汚泥を回転脱水機で
減容化(産廃費用を大幅削減)

この事例は、既存の沈殿槽に大量の汚泥が堆積しその役割を果たせなくなり環境汚染に繋がる喫緊の問題に直面していました。
この堆積汚泥を引き抜き処理する為に、スピード・低コストを大前提に「仮設汚泥減容化処理プラント」を組み上げました。
簡単に説明しますと、連続運転が可能な遠心分離機(スクリューデカンタ)を用いて汚泥を水と固形物に分離するものです。
バキュームカーによる引抜き・産廃処理と比較して、汚泥量が多ければ多い程圧倒的な処理スピードとコストメリットが得られます。

脱水処理プラント例

仮設水処理プラント運転フローイメージ

回転脱水機の稼働中の動画
(脱水固体と濾液の分離)

堆積汚泥引き抜き 前・後比較

BEFORE

BEFORE

AFTER

AFTER

脱水処理で減容化し産業廃棄物量を従来の
1/13に削減(工期16日:設置2日+処理12+撤去2日)

脱水処理で減容化し産業廃棄物量を従来の1/13に削減

沈殿槽に堆積した汚泥を浚渫用の大型ポンプで移送。
汚泥量 1,400㎥ から 400㎥ へ、−70%の減容を5日間で達成。

事例2:バキュームカーでは吸引不可能な
硬化した堆積汚泥の希釈と引き抜き
(希釈水は引き抜きした汚泥水のみを使用)

設置作業に関して

オータツは建設業許可を有していません。
SVのみの対応だけでなく、設置作業を求められる場合は、お客様と協議しコンプライアンスの範囲内でフレキシブルに対応します。

SPECIFICATION

脱水機レンタル仕様表一覧

脱水機

型式 処理能力※1 駆動電動機 本体サイズ(mm) 重量(t) 耐摩耗※2 防爆仕様
脱水処理(㎥/h) 本体側(kW) 差速側(kW) 消費電力(A)※3 幅 × 長さ × 縦
MW-4 5 18.5 60 2,000 × 2,755 × 1,940 2.3
HS-400MW 8 30 70 2,100 × 3,635 × 2,205 4.5
HS-450MW 12 37 90 2,100 × 4,800 × 1,855 6.5
HS-500MW 18 45 11 100 2,100 × 5,800 × 2,230 8
HS-550MW 22 45 15 120 2,100 × 5,800 × 2,230 8.5
HS-600MW 30 75 22 150 2,400 × 7,500 × 2,500 14
PTM500 30 75 22 150 2,260 × 6,520 × 2,137 12.5
PTM540 30 75 22 150 2,260 × 7,500 × 2,300 14.5
  • ※1処理能力については、泥水・汚泥の性状、設置条件などにより変化します。
  • ※2型式MW型は、内部に超硬チップを使用しており、土砂や鉱物紛等が混入した泥水処理も可能です。
  • ※3消費電力は、電源200Vで運転した場合の最大電流となっています。
  • ※4全機種インバーター制御です。

CASE・VOICE

仮説水処理プラントレンタル事例・
お客様の声

CASE01

空冷チラー

仮設の重金属除去プラント設備のレンタル

掘削作業中の土壌から出てくる湧水に重金属が混じっている事が判明し、その大量に湧き出る汚染水に含まれる重金属を除去し、放流基準に準拠し河川に放流したいという相談がありました。費用対効果を勘案しつつ仮設水処理プラントの設計を大至急検討し、無事故で産廃処理費用を大幅にコストダウンできました。

事例の詳細はこちら

CASE02

空冷チラー

仮設曝気槽のレンタルエジェクターによるエアレーション動画あり

老朽化した既設コンクリート製曝気槽を一旦空にして開放点検及びライニング補修をしたいが、製造ラインと直結する為に長期間停止出来ない。何年も経過してもう限界に来ているというご相談がありました。仮設の曝気槽を用意しバイパス運転させて製造ラインへの影響を最小限にし、その間、既存の曝気槽を空にし切り離し、槽内外の作業を行える様にしました。

事例の詳細はこちら

CASE03

空冷チラー

40年間堆積した大量の重い比重の汚泥を短期間で引抜き移送

沈殿槽の容量一杯に堆積した汚泥が越流し後段の設備に深刻な不具合が発生している、これを早急に引き抜きたいという相談でした。バキューム車では比重の軽い上水しか吸えず、手が付けられなかったのです。そこで沈殿槽から浚渫用の大型ポンプで汚泥を移送、定修期間の5日間のみで処理を完了しました。

事例の詳細はこちら

POINT

「オータツの視点」仮設水処理
レンタルのポイント

POINT01仮設水処理の導入メリット

仮設水処理の導入メリットは何といっても「必要な時に・必要な期間だけ・必要な場所で」利用できることです。このため、既設水処理設備の急なトラブルや、水害など被災時に発生した汚泥の処理、数年に一度の蓄積汚泥の除去など、様々なシーンで有効活用できます。導入にあたっては現場を確認の上、利用できる既存設備は最大限生かします。例えば、沈殿槽や曝気槽などのタンク類が使える場合には、脱水機だけを仮設して対応します。お客様のお困りごとの内容に応じて、「過剰にならない最適なスペック」で導入できるのが仮設水処理プラントの強みとなります。

POINT02バキュームカーとの比較

一般的に、工場などで余剰に発生した排水や汚泥の処理には、バキュームカーによる引き抜きと移送が手段として用いられます。処理量が少ない場合(目安として500㎥以下)は、バキュームカーによる引き抜きの方がトータルコスト的に優位となります。一方、処理量が多い場合、バキュームカーによる引き抜きは、利用台数や最終的な産廃コストも含め、どんどん高額になっていきます。
ここで仮設水処理プラントが威力を発揮します。排水・汚泥を脱水機で水と固形物に分離することにより、最終的に現場から搬出しなければならない汚泥量を最大で80~90%削減できるため、もし同じ工程をバキュームカーで実施した場合と比較すると、圧倒的なコストダウンが可能です。

POINT03仮設水処理が有効なシーン

仮設水処理プラントは様々なタイプの排水・汚泥に関するあらゆるお困り事に対応し工場の安定操業維持と環境保護に寄与するほか、災害時の緊急対応にも利用できます。以下に、仮設水処理が有効なシーンを記載します。

  • ・既設水処理設備のトラブルによる復旧までの代替処理
  • ・急激な処理量の増加による、臨時の水処理キャパシティの増強
  • ・含油汚泥や重金属汚泥など、通常の水処理では既定の排水基準を満たせない場合
  • ・水害などによる被害で、工場内・工場周辺に堆積してしまった汚泥の除去
  • ・沈殿槽や各種のタンク内に長年にわたり蓄積した大量で高濃度の汚泥の引き抜きと移送
  • ・バキュームカーで対応するにはあまりに高額で、今まで処理を諦めていた現場
  • ・既設排水処理設備を止めずにON LINEで処理をしたい時
  • ・人による危険な槽内作業を回避して処理をしたい時
  • ・お困り事の内容によっては以下の単品のレンタルにも対応
    各種槽・脱水機・サイクロン式振動ふるい、膜処理ユニット、各種ポンプ、耐圧ホース等

POINT04レンタル時の注意点

お問い合わせいただく際には、「いつからどれ位の期間で」「背景と課題」「必要処理量」「排水・汚泥の種類と性状」「現状の水質と処理後の目標水質」等をお伝えください。また、仮設水処理プラントを設置できる現場の広さ、原水流入元・処理後移送先の取り合いと距離、電源確保の有無もあわせてお知らせいただけると迅速にご対応が可能です。導入前にはオータツ担当者が現場を視察した上で、最終的なお見積もり・ご提案をいたします。「水処理のお困りごと」は、オータツにお問い合わせください。

CONTACT

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